2014年3月26日水曜日

Google Earthで見る寒帯の自然―ツンドラの様子

寒帯には氷河に覆われていない地域もあり,ツンドラと呼ばれる樹木が生育しない地域になっています.アラスカのツンドラの様子を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「寒帯」の「ツンドラ」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,濃い茶色に見えるのが地面で,青緑のが川で,白いのが河原か道路,飛行場です,濃い茶色の地面をよく見ると,黒い線で縁取られた,一辺が道路幅と同じくらいの多数の多角形の模様が見えます.この多角形の模様は,アイスウエッジポリゴン(氷楔多角形土)と呼ばれる地形です.地盤の凍結と融解によって形成される構造土と呼ばれる地形の一種で,アイスウエッジポリゴンは永久凍土地域にのみ分布しています.Google Earth画面の右上にある人形を,アイスウエッジポリゴンを通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
周辺には,まったく樹木は見られませんが,草本はみられます.多角形の縁取りの部分がやや低くなっており,多角形の部分がやや盛り上がっています.この縁取りの部分は,氷です

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