2014年3月10日月曜日

Google Earthで見る温帯の自然―温帯の降水量分布

ケッペンの気候区分では,温帯は,降水の特徴によっていくつかに細分されています.一年を通してある程度降水がみられるのは,温暖湿潤気候区(Cfa)や西岸海洋性気候区(Cfb,Cfc)で,夏季に乾燥するのが,地中海性気候区(Cs)で,冬季に乾燥するのが,温暖冬季少雨気候区(Cw)です.それらの分布を,降水量の分布図と重ねてみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「降水量」の表の「世界の月別降水量」の「世界1月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の降水量を色で表した地図が,温帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球の温帯では,全体的に降水量が少なく,主に,黄色やだいだい色に塗られています.南半球の温帯では,地中海性気候区では降水量が少ないですが,それ以外の温帯では比較的降水量が多く,薄い緑から濃い青で塗られています. 
次に,7月の降水量を見てみます.「世界7月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,1月とは反対に,南半球の温帯では,全体的に降水量が少なく,主に,黄色やだいだい色に塗られています.一方,北半球の温帯では,地中海性気候区では降水量が少ないですが,それ以外の温帯では比較的降水量が多く,薄い緑から濃い青で塗られています.

0 件のコメント:

コメントを投稿