2014年3月17日月曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―亜寒帯の降水量分布

ケッペンの気候区分では,亜寒帯は,降水の特徴によっていくつかに細分されています.年中湿潤な,亜寒帯湿潤気候(Df)と冬季に乾燥する亜寒帯冬季少雨気候(Dw)とが広くみられ,一部に夏季に乾燥する地域(Ds)もみられます.なお,この地図では,夏の気温によって,それらの気候区が,さらにa,b,c,dにそれぞれ細分されています.それらの分布を,降水量の分布図と重ねてみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「降水量」の表の「世界の月別降水量」の「世界1月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の降水量を色で表した地図が,亜寒帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球の亜寒帯では,全体的に降水量が少なく,主に,黄色やだいだい色に塗られています.日本の日本海側では,水色や青で塗られた降水量が多い地域がみられますが,これは,世界の亜寒帯の中では,例外的な地域であることが分かります. 
次に,7月の降水量を見てみます.「世界7月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球の亜寒帯では,1月と同様に,黄色や橙色に塗られた地域が広くみられますが,水色や青に塗られた地域もそれなりにみられます.

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