2014年3月23日日曜日

Google Earthで見る寒帯の自然―寒帯の分布

ケッペンの気候区分の中の寒帯について,最初に,世界での分布を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「寒帯」の「D寒帯」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,寒帯の範囲を立体で表した地図が表示されます.
立体で青系統の色に表示されている範囲が寒帯です.主に極地とその周辺の高緯度地域に寒帯が広がっています.寒帯の範囲は,気温で定義されます.最も暖かい月の平均気温が10℃より低い地域が寒帯になります.最暖月の平均気温が0℃以上の地域はツンドラ気候区(ET)に,0℃未満の地域は氷雪気候区(EF)に,それぞれ細分されます.最も気温が高くなるのは,北半球では7月で,南半球では1月ですので,それぞれの月の気温と重ねてみてみます.まず,1月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界1月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の平均気温を色で表した地図が,寒帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,南半球の寒帯のほとんどを占める南極大陸では,広域で気温の観測がなされていませんので,気温が示されていません.昭和基地の気温を見てみると,1月の平均気温は-0.7℃と,10℃を大幅に下回っています.昭和基地は,南緯69度と,南極大陸の中では,かなり低緯度に位置していますが,非常に低温になっています. 
 次に,7月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界7月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の平均気温を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,寒帯では,主に薄い緑色から水色に塗られており,7月の平均気温が10℃を下回っていることが分かります

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