2014年3月31日月曜日

Google Earthで見る尾根と谷の等高線―小起伏な山地の尾根と谷

Google Earthでは,地形を立体的に見ることができます.一般的な地図では,地形は,等高線で表されてきましたが,等高線から立体的な地形を想像するのは,それほど簡単ではありません.Google Earthでは,等高線を立体に見ることができますので,尾根と谷を表す等高線を,Google Earthで見てみます.
最初に,小起伏な山地の事例として,和泉山地の尾根と谷を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地形」のページにある「様々な地形の等高線図」の表の「尾根と谷」の「和泉山地」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,尾根と谷の等高線を立体で表した地図が表示されます.
この地図を見ると,等高線の屈曲が顕著で,明瞭な尾根と谷が,等高線から読み取れます.ただし,尾根と谷との標高差が100 m程度と小さいため,あまり,明瞭には立体的に見えていません.とはいえ,視点を変えながら見ていると,ある程度立体的に見えると思いますので,等高線の形状と,尾根・谷との関係が,理解しやすいのではないかと思います.

2014年3月26日水曜日

Google Earthで見る寒帯の自然―ツンドラの様子

寒帯には氷河に覆われていない地域もあり,ツンドラと呼ばれる樹木が生育しない地域になっています.アラスカのツンドラの様子を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「寒帯」の「ツンドラ」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,濃い茶色に見えるのが地面で,青緑のが川で,白いのが河原か道路,飛行場です,濃い茶色の地面をよく見ると,黒い線で縁取られた,一辺が道路幅と同じくらいの多数の多角形の模様が見えます.この多角形の模様は,アイスウエッジポリゴン(氷楔多角形土)と呼ばれる地形です.地盤の凍結と融解によって形成される構造土と呼ばれる地形の一種で,アイスウエッジポリゴンは永久凍土地域にのみ分布しています.Google Earth画面の右上にある人形を,アイスウエッジポリゴンを通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
周辺には,まったく樹木は見られませんが,草本はみられます.多角形の縁取りの部分がやや低くなっており,多角形の部分がやや盛り上がっています.この縁取りの部分は,氷です

2014年3月25日火曜日

Google Earthで見る寒帯の自然―スバルバール諸島の氷河の様子

北極圏に位置するスバルバール諸島の氷河の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「寒帯」の「氷河」(スバルバール)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真では,一面が白く見えますが,白いのは雪と氷河で,表面が平滑なものが氷河です.次に,地上の様子を見てみます.Google Earth画面の右上にある人形を,氷河とあるポイントにドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
このストリートビューは氷河上で撮影されたもので,周辺には植物は全く見られず,氷河が広がっています.

2014年3月24日月曜日

Google Earthで見る寒帯の自然―南極の氷河の様子

寒帯にみられる氷河の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「寒帯」の「氷河」(南極)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真は,南極半島の近辺にある小さな島で,あまり氷河は発達していないのですが,南極大陸周辺でストリートビューが利用できるのは,現在のところこの島だけですので,ここで地上の様子を見てみます.Google Earth画面の右上にある人形を,氷河とあるポイントにドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
周辺には,植物は全く見られず,白い氷河が広がっています.ペンギンも写っています.

2014年3月23日日曜日

Google Earthで見る寒帯の自然―寒帯の分布

ケッペンの気候区分の中の寒帯について,最初に,世界での分布を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「寒帯」の「D寒帯」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,寒帯の範囲を立体で表した地図が表示されます.
立体で青系統の色に表示されている範囲が寒帯です.主に極地とその周辺の高緯度地域に寒帯が広がっています.寒帯の範囲は,気温で定義されます.最も暖かい月の平均気温が10℃より低い地域が寒帯になります.最暖月の平均気温が0℃以上の地域はツンドラ気候区(ET)に,0℃未満の地域は氷雪気候区(EF)に,それぞれ細分されます.最も気温が高くなるのは,北半球では7月で,南半球では1月ですので,それぞれの月の気温と重ねてみてみます.まず,1月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界1月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の平均気温を色で表した地図が,寒帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,南半球の寒帯のほとんどを占める南極大陸では,広域で気温の観測がなされていませんので,気温が示されていません.昭和基地の気温を見てみると,1月の平均気温は-0.7℃と,10℃を大幅に下回っています.昭和基地は,南緯69度と,南極大陸の中では,かなり低緯度に位置していますが,非常に低温になっています. 
 次に,7月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界7月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の平均気温を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,寒帯では,主に薄い緑色から水色に塗られており,7月の平均気温が10℃を下回っていることが分かります

2014年3月22日土曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―アラスカの永久凍土地域の高床住居の様子

アラスカの高床住居の様子も見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「亜寒帯」の「高床住居」(アラスカ)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,主に灰色の四角に見えるのが戸建住宅です.Google Earth画面の右上にある人形を,ブドウ畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
住居と地面との間に空洞があり,高床になっていることが分かります.

2014年3月20日木曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―ロシアの永久凍土地域の高床住居の様子

亜寒帯では,永久凍土が分布する地域があります.永久凍土とは,一年を通して凍結した状態が維持されている地面のことです.夏季には地表面付近は,融解しますが,地下では凍結したままです.このような地域では,一年を通して凍結している深さに建物の基礎をつくり,融解時に建物が沈下したり,傾いたりしないようにしています.また,建物の熱によって,深くまで融解しないように,高床式にして,建物の熱が地面に伝わらないようにしています.このような高床住居の様子を見てみます.
Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「亜寒帯」の「高床住居」(ロシア)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,灰色の細長い四角に見えるのが集合住宅です.Google Earth画面の右上にある人形を,ブドウ畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
高層の集合住宅ですが,地面との間に空洞があり,階段を登ったところから1階になっていることが分かります.

2014年3月19日水曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―カナダの亜寒帯の森林(タイガ)の様子

カナダの亜寒帯にみられる森林の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「亜寒帯」の「タイガ」(カナダ)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,一面に広がる濃い緑色が,森林です.周辺にも,森林が広がっています.つぎに,Google Earth画面の右上にある人形を,森林の中の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.


道路の両側に,細長い針葉樹からなる森林がみられます.

2014年3月18日火曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―ロシアの亜寒帯の森林(タイガ)の様子

亜寒帯にみられる森林の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「亜寒帯」の「タイガ」(ロシア)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,一面に広がる濃い緑色が,森林です.周辺にも,森林が広がっています.つぎに,Google Earth画面の右上にある人形を,森林の中の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
道路の両側に森林がみられます.細長い針葉樹からなる森林になっています.熱帯や温帯の森林に比べて,樹種が少ないことが亜寒帯の森林の特徴です.

2014年3月17日月曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―亜寒帯の降水量分布

ケッペンの気候区分では,亜寒帯は,降水の特徴によっていくつかに細分されています.年中湿潤な,亜寒帯湿潤気候(Df)と冬季に乾燥する亜寒帯冬季少雨気候(Dw)とが広くみられ,一部に夏季に乾燥する地域(Ds)もみられます.なお,この地図では,夏の気温によって,それらの気候区が,さらにa,b,c,dにそれぞれ細分されています.それらの分布を,降水量の分布図と重ねてみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「降水量」の表の「世界の月別降水量」の「世界1月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の降水量を色で表した地図が,亜寒帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球の亜寒帯では,全体的に降水量が少なく,主に,黄色やだいだい色に塗られています.日本の日本海側では,水色や青で塗られた降水量が多い地域がみられますが,これは,世界の亜寒帯の中では,例外的な地域であることが分かります. 
次に,7月の降水量を見てみます.「世界7月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球の亜寒帯では,1月と同様に,黄色や橙色に塗られた地域が広くみられますが,水色や青に塗られた地域もそれなりにみられます.

2014年3月16日日曜日

Google Earthで見る亜寒帯の自然―亜寒帯の分布

 ケッペンの気候区分の中の亜寒帯について,最初に,世界での分布を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「亜寒帯」の「D亜寒帯」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,亜寒帯の範囲を立体で表した地図が表示されます.
立体で青系統の色に表示されている範囲が亜寒帯です.主に北半球の高緯度地域に亜寒帯が広がっています.南半球では,南極を除いて,高緯度地域に陸地がほとんどありませんので,亜寒帯は,ほとんどありません.亜寒帯の範囲は,主に気温で定義されます.最も寒い月の平均気温が-3℃より低く,最も暖かい月の平均気温が10℃より高い,という条件に当てはまる地域が亜寒帯になります.ただし,降水量が著しく少ない地域は,亜寒帯ではなく乾燥帯になります.最も気温が低くなるのは,北半球では1月で,南半球では7 月ですので,それぞれの月の気温と重ねてみてみます.まず,1月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界1月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の平均気温を色で表した地図が,亜寒帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球では,亜寒帯は,主に,青色で塗られた,-5℃より低い地域になっています. 
 次に,7月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界7月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の平均気温を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると北半球では,亜寒帯は,主に,黄色からだいだい色に塗られた,10℃より高い気温の地域になっています.


2014年3月13日木曜日

Google Earthで見る温帯 の自然―オリーブ畑の様子

温帯の中でも,地中海性気候区に特徴的にみられるオリーブ畑の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「温帯」の「オリーブ畑」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,白または茶色の地面に緑色の点が整然と並んでいるのがオリーブ畑です.周辺には,オリーブ畑が広がっていることが分かります. Google Earth画面の右上にある人形を,草原の中の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
道路の横に,広い感覚で整然と並んでいるのが,オリーブです.なだらかな丘にオリーブ畑が広がっているのが分かります.

2014年3月12日水曜日

Google Earthで見る温帯の自然―ブドウ畑の様子

温帯では,様々な農業がおこなわれていますが,Google Earthで見やすいのは,果樹です.多くの作物は,一年中見られるわけではありません.たとえば,稲は,農地でその様子を見られるのは半年程度です.このため,水田であっても,Google Earthの空中写真に,稲の様子が撮影されていない場合があります.これに対して,果樹は,一年を通して見られます. 
まず,ブドウ畑を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「温帯」の「ナツメヤシ畑」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,薄い緑色に見えるのがブドウ畑で,こい緑色が森林です.周辺には,ブドウ畑が広がっていることが分かります. Google Earth画面の右上にある人形を,ブドウ畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
整然と並んだ背の低い木が,ブドウです.なだらかな丘にブドウ畑が広がっているのが分かります.

2014年3月11日火曜日

Google Earthで見る温帯の自然―温帯林の様子

温帯にみられる森林の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「温帯」の「温帯林」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,一面に広がる濃い緑色が,森林です.周辺にも,森林が広がっています.つぎに,Google Earth画面の右上にある人形を,森林の中の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
道路の両側に森林がみられます.様々な種類の樹木からなる密な森林になっています.

2014年3月10日月曜日

Google Earthで見る温帯の自然―温帯の降水量分布

ケッペンの気候区分では,温帯は,降水の特徴によっていくつかに細分されています.一年を通してある程度降水がみられるのは,温暖湿潤気候区(Cfa)や西岸海洋性気候区(Cfb,Cfc)で,夏季に乾燥するのが,地中海性気候区(Cs)で,冬季に乾燥するのが,温暖冬季少雨気候区(Cw)です.それらの分布を,降水量の分布図と重ねてみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「降水量」の表の「世界の月別降水量」の「世界1月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の降水量を色で表した地図が,温帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,北半球の温帯では,全体的に降水量が少なく,主に,黄色やだいだい色に塗られています.南半球の温帯では,地中海性気候区では降水量が少ないですが,それ以外の温帯では比較的降水量が多く,薄い緑から濃い青で塗られています. 
次に,7月の降水量を見てみます.「世界7月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,1月とは反対に,南半球の温帯では,全体的に降水量が少なく,主に,黄色やだいだい色に塗られています.一方,北半球の温帯では,地中海性気候区では降水量が少ないですが,それ以外の温帯では比較的降水量が多く,薄い緑から濃い青で塗られています.

2014年3月9日日曜日

Google Earthで見る温帯の自然―温帯の分布

ケッペンの気候区分の中の温帯について,最初に,世界での分布を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「温帯」の「C温帯」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,温帯の範囲を立体で表した地図が表示されます.
立体で緑系統の色に表示されている範囲が温帯です.主に中緯度地域に温帯が広がっています.温帯の範囲は,主に気温で定義されます.最も寒い月の平均気温が18℃より低く,-3℃よりも高い,という条件に加えて,最も暖かい月の平均気温が10℃より高い,という条件に当てはまる地域が温帯になります.ただし,降水量が著しく少ない地域は,温帯ではなく乾燥帯になります.最も気温が低くなるのは,北半球では1月で,南半球では7 月ですので,それぞれの月の気温と重ねてみてみます.まず,1月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界1月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の平均気温を色で表した地図が,温帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.

 
この地図を見ると,北半球では,温帯は,主に,薄い水色から黄色で塗られた,ー5℃から15℃の地域になっています.一方,南半球では,温帯は,主に,黄色から濃いだいだい色に塗られた,10℃から30℃の地域になっています.
 次に,7月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界7月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の平均気温を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,1月とは反対に,南半球では,温帯は,主に,薄い水色から黄色で塗られた,ー5℃から15℃の地域になっています.一方,北半球では,温帯は,主に,薄い緑色から濃いだいだい色に塗られた,5℃から30℃の地域になっています.