2014年1月7日火曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地ー水稲収穫量と年降水量との関係

   今回は,水稲収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.水稲収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,水稲収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水稲収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,水稲の収穫量が多い地域は,年降水量についても多様であることが読み取れます.収穫量上位30市町村の約半数は,本州中部から北部にかけての日本海沿岸にあり,その多くは,年降水量が2000 mmを超えます.その一方で,収穫量上位30市町村の残りの半分は,年降水量が1500 mm以下の地域にあります.全市町村についても,同様に,年降水量がかなり多い地域にも,かなり少ない地域にも,水稲の産地はみられます.以上のように,水稲産地は多様な年降水量の地域にあると言えます. 

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