2014年7月29日火曜日

Google Earthで見る大阪市天王寺区のお地蔵様―お地蔵さまと1920年代の市街地との関係

お地蔵さまと1920年代の市街地との関係を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市の1920年代の集落・市街地の分布」の「1920年代の集落」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市の1920年代の市街地を,赤色の立体で表した地図が,お地蔵様の地図と重ねて表示されます.
この地図を見ると,天王寺区の全域が,1920年代には市街化していたことが分かります.お地蔵さまは,1920年代の市街地の中に隠れていて,1920年代の市街地がある地域を拡大すると,お地蔵さまが出てきます.
このように,天王寺区は,1920年代に市街化していたため,天王寺区のお地蔵さまは,すべて,1920年代の市街地に分布することになります.

2014年7月28日月曜日

Google Earthで見る大阪市天王寺区のお地蔵様―お地蔵様の分布


今週は,大阪市天王寺区のお地蔵様を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市天王寺区のお地蔵様の分布」の「地蔵分布」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市天王寺区のお地蔵様の分布を点で表した地図が表示されます.
この地図は,大阪市天王寺区の路上に祀られたお地蔵様の分布を点で示しています.天王寺区には,JRや地下鉄の天王寺駅や,近鉄の阿倍野駅,上本町駅といった,乗降客数が極めて多い駅があり,また,それらの駅の周辺には,百貨店等の大型商業施設が立ち並んでいます.このような地域にも,多くのお地蔵さまがあります.  
このお地蔵さまは,上本町駅の近くにあるものですが,高層ビルに囲まれながらも,しっかりとお地蔵さまが祀られています. 

2014年7月15日火曜日

Google Earthで見る大阪市平野区のお地蔵様―お地蔵さまと1920年代の市街地との関係

お地蔵さまと1920年代の市街地との関係を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市の1920年代の集落・市街地の分布」の「1920年代の集落」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市の1920年代の市街地を,赤色の立体で表した地図が,お地蔵様の地図と重ねて表示されます.
この地図を見ると,1920年代の市街地の周りに,多くのお地蔵さまがあることが分かります.1920年代の市街地の中にもお地蔵さまは隠れていて,1920年代の市街地がある地域を拡大すると,お地蔵さまが出てきます.
このように,多くのお地蔵さまは,古くから祀られているため,お地蔵さまがある場所の多くは,古くから人が住んでいた地域であることを表します.ただし,最近でも,新しいお地蔵さまが祀られることもあり,すべてのお地蔵さまが,古くからある市街地にある,というわけではありません.

2014年7月14日月曜日

Google Earthで見る大阪市平野区のお地蔵様―お地蔵様の分布

今週は,大阪市平野区のお地蔵様を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市平野区のお地蔵様の分布」の「地蔵分布」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市平野区のお地蔵様の分布を点で表した地図が表示されます.

この地図は,大阪市平野区の路上に祀られたお地蔵様の分布を点で示しています.お地蔵さまがどのようなものか,ストリートビューで見ることができます.Google Earth画面の右上にある人形を,お地蔵様の近くの道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます. 

このストリートビュー画面の中央にあるお堂の中に,お地蔵さまが祀られています.ほとんどのお地蔵さまは,このようなお堂の中に祀られており,前掛けやお花などから,日常的にお参りする人がいることがうかがえます. 

2014年7月8日火曜日

Google Earthで見る大阪市の建造物文化財―建造物文化財と地形との関係

建造物文化財と地形との関係を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市の標高分布」の「標高分布」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市の標高を色分けした地図が,建造物文化財の地図と重ねて表示されます.
この地図を見ると,建造物文化財が集中してみられる帯状の地域は,南北に伸びる標高が高い地域にあることが分かります.この,南北に伸びる標高が高い地域が上町台地です.大阪市内では,古くからある建造物の多くは,上町台地にあります.
上町台地は,約12万年前の最終間氷期の海面付近で形成された平坦面が,この台地の西端付近に位置する上町断層の活動によって現在の高さまで隆起したものです.したがって,台地を構成する地盤は,約12万年前の最終間氷期に堆積した海成の堆積物で,堆積してから約12万年経過しています.一方,大阪市内の上町台地以外の多くの地域の地盤は,海成堆積物という点ではほぼ同じですが,堆積してからあまり時間が経っていません.古くても6000年程度で,それよりも新しく堆積した地域も広くあります.このため,上町台地では,地盤が固く,大きな建造物でも建てることができ,また,地震時の揺れは,比較的小さいため,倒壊しにくいのに対して,上町台地以外の地域(低地)では,地盤が軟弱なため,大きな建造物を建てるには,高度な技術が必要になります.また,地震時の揺れは大きくなりやすいため,倒壊の危険は高くなります.以上のような条件があるため,上町台地には,古い建造物が比較的多くみられます.

2014年7月7日月曜日

Google Earthで見る大阪市の建造物文化財―建造物文化財の分布

今週は,大阪市の建造物文化財を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市の建造物文化財の分布」の「建造物文化財」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市の建造物文化財の分布を点で表した地図が表示されます.
この地図は,大阪市の建造物文化財の分布を点で示しており,点の色は建造された時代を表しています.また,点の高さが高いほど,より古い時代に建造されたことを表しています. 
この地図から,大阪市の建造物文化財は,大阪市の中央部に南北に伸びる帯状の地域に集中していることが分かります.特に,黄色,だいだい色,赤色で表された,江戸時代以前の建造物のほとんどは,この帯状の地域かその東側に分布しています.

2014年7月2日水曜日

Google Earthで見る大阪市の地形―地形と地下鉄の入口

地形と地下鉄の入口の形状との関係を見てみます.高校地理の教科書には,身近な地域の地形の特徴を表すものとして,東京の地下鉄の入口の形状が紹介されているものがあります.台地の上にある駅では,地下鉄駅の入口は,下り階段で始まっているのに対して,浸水の危険がある低地の駅では,一旦,階段を登ってから地下に下りるというものです.確かに,Google Earthのストリートビューで,東京の低地にある地下鉄駅を見てみたところ,下のように,3段程度の階段を登ってから地下に下りるようになっていました.
大阪ではどうなっているか,見てみます.なお,地下鉄路線や駅は,PC版のGoogle Earthでは,特にファイルを用意しなくても,見ることができます.Google Earthの左下にある「レイヤ」とある一覧の中の,「その他」の中にある「交通」のチェックボックスをクリックして,チェックを入れると,鉄道路線や駅が表示されます.
標高0~2 mにある今福鶴見駅を見たところ,下のようでした.1段上がってから地下に下りるようになっています.
一方,上町台地の上にある谷町九丁目駅は,下のようでした.わずかな段差を上がってから地下に下りるようになっています.
浸水を防ぐ仕組みは,登り階段だけではないでしょうから,地形によって,階段の段数が著しく異なるとは限らないようです.どのくらい違いがあるか,調べてみると面白いかもしれません.

2014年7月1日火曜日

Google Earthで見る大阪市の地形―大阪市の標高分布


今週は,大阪市の地形を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地域学習」のページにある「大阪府内の地域学習に関わる地図」の表の「大阪市の標高分布」の「標高分布」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,大阪市の標高を色分けした地図が表示されます.
この地図は,大阪市の標高を色分けしたもので,赤が最も高く,標高16~38 mの地域で,緑が最も低く,標高0 m以下の地域です.緑色から,黄緑,黄色,だいだい色になるにしたがって,標高が高くなります.
この地図から,大阪市は,緑色から黄緑色で示された,標高6 m以下の地域が広い範囲を占めていることが分かります.一方,標高が比較的高い,赤で示される地域は,南北に細長い帯状に伸びており,上町台地と呼ばれています.この上町台地は,大阪市内でほぼ唯一の高台で,標高16 m 以上の地域が,ある程度まとまって見られます.
この上町台地は,地形的には,海成段丘です.約12万年前の最終間氷期の海面付近で形成された平坦面が,この台地の西端付近に位置する上町断層の活動によって現在の高さまで隆起しました.背後にも低地があるように,一般的な海成段丘とはかなり様子が異なります.
南海地震が発生すると,大阪市内にも津波が押し寄せる可能性があります.江戸時代には,南海地震による津波で被害が発生したことが記録されています.以前の予測では,大阪市内での津波の高さは,3 m程度と考えられていました.しかし,東北地方太平洋沖地震後に,より大規模な地震による津波の予測がなされ,最大5 m程度と考えられています.この地図の緑色の地域は,潜在的に危険であることになります.一方で,黄色,だいだい色,赤色の地域は,津波に対して安全であるといえます.