2014年1月31日金曜日

Google Earthで見る茶産地―茶畑の様子

次に,茶畑の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.その前に,年平均気温や年降水量,人口密度の地図が表示されていると,地表面の様子が見えませんので,次のようにして,それらを非表示にします.PCの場合は,Google Earth画面の左にある地図名が表示されている部分の,年平均気温,年降水量,人口密度の左端にあるチェックボックスをクリックして,チェックが入っていない状態にします.タブレットやスマートフォンの場合は,画面左上の線が三本横に描かれた部分をタップして表示される「地図を消去」をタップします.そうすると,これまで表示されていた地図がなくなり,地表面が見える状態になります.以上で準備が整いましたので,「工芸農作物」の表にある「茶」の「静岡県牧之原市」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,茶畑の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます. 
この空中写真を見ると,整然と四角に区画された,肌理の細かい緑色の地表面が見えます.この肌理の細かい緑色の地表面が,茶畑です.その周辺に広がる,表面がもこもことした緑色の地域は森林です.周辺を探すと,同じような茶畑がたくさんあるのを見つけることができると思います.それらの茶畑は,いずれも山地と平野の境界付近にあります. 再び,最初の茶畑に戻って,地上の様子を見てみます.この茶畑の事例としたところにある道路では,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,この茶畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます. 
このストリートビュー画面で,道路の両側に見られるのが茶畑です.背の低い茶の木が,同じくらいの大きさで並んでいます.周囲には,多くの茶の木があることや,茶の木の周辺には,多くの扇風機が設置されていることが分かると思います.茶畑では,霜よけのために,扇風機が設置されています. 
市町村別茶収穫量上位30市町村の地図から,茶の収穫量が多い市町村を探して,そこを拡大すれば,茶畑を見つけることができます.各地の茶畑を観察して,上記のような特徴がどこでもみられるのか,例外はないのか探してみてください.

2014年1月30日木曜日

Google Earthで見る茶産地―茶収穫量と人口密度との関係

茶収穫量の地図に,人口密度の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「人口密度」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,茶収穫量の地図に加えて,人口密度を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図を見ると,人口密度については,様々な地域に茶の産地があることが分かります.人口密度が最も高いことを示す赤で塗られた地域には,茶の収穫量が多い地域はないものの,だいだい色,黄色,黄緑色の様々な人口密度の地域に茶産地が分布します.

2014年1月29日水曜日

Google Earthで見る茶産地―茶収穫量と年降水量との関係

茶収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,茶収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図を見ると,主な茶の産地は,比較的降水量が多い地域に分布することが分かります.茶の収穫量が多い地域のほとんどは,水色,青,紫のいずれかに塗られた地域に分布しており,これは,年降水量が1500 mm以上の地域です.ミカンの主な産地は,瀬戸内海沿岸の年降水量が1500 mmを下回る地域にもみられましたが,茶の主な産地は瀬戸内海沿岸地域にはみられません.ミカンと茶の分布は,かなり似ていますが,この点が両者で異なるところです.

2014年1月28日火曜日

Google Earthで見る茶産地―茶収穫量と年平均気温との関係

茶収穫量の地図に,年平均気温の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年平均気温」の青いボタンを,クリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,茶収穫量の地図に加えて,年平均気温を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図を見ると,茶産地は,年平均気温と明瞭な関係があることが分かります.茶の収穫量が多い地域は,ほとんどが,この地図ではだいだい色か赤色の地域に分布します.すなわち,年平均気温が15℃以上の地域に,主な茶産地があると言えます.このような傾向は,ミカン産地の分布と非常によく似ています. 

2014年1月27日月曜日

Google Earthで見る茶産地―市町村別茶収穫量の分布

Google Earthで見る地図教材」のページを更新しました.このページ中の青いボタンをクリックまたはタップすると,kmlファイルが開いて,Google Earthで地図が見られます.
今週は,お茶です.最初に,市町村別茶収穫量を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「農業」のページにある「工芸農作物」の表にある「茶」の「上位30市町村」の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,茶収穫量上位30市町村の収穫量を,球と市町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図では,茶収穫量が球と市町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市町村ほど,茶の収穫量が多いことを示しています.地図を傾けると,高さの違いがよく分かります.地図を傾けるには,PCでは,shiftキーを押しながら,マウスのスクロールホイールを回転させるか,マウスの左ボタンでドラッグします.タブレットやスマートフォンでは,二本の指をそろえて同時に画面に触れ,指先を下方向へ動かすと,地図が傾きます.
この地図を見ると,茶収穫量上位30市町村は,東海から九州に分布しており,それより北にはみられません.茶収穫量が多い地域は,日本の南部に限られることが分かります.

2014年1月24日金曜日

Google Earthで見る日本の春菊産地―春菊畑の様子

  今回は,春菊畑の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.その前に,年平均気温や年降水量,人口密度の地図が表示されていると,地表面の様子が見えませんので,次のようにして,それらを非表示にします.PCの場合は,Google Earth画面の左にある地図名が表示されている部分の,年平均気温,年降水量,人口密度の左端にあるチェックボックスをクリックして,チェックが入っていない状態にします.
タブレットやスマートフォンの場合は,画面左上の線が三本横に描かれた部分をタップして表示される「地図を消去」をタップします.そうすると,これまで表示されていた地図がなくなり,地表面が見える状態になります.
  以上で準備が整いましたので,「Google Earthで見る地図教材」のページの,「春菊」の「耕地の事例」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,春菊畑の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.
  この空中写真を見ると,整然と区画された,家よりも大きな,様々な色の四角がたくさんみられます.これらの四角が畑です.この畑で春菊が栽培されているかどうかは分からないのですが,少なくとも野菜が栽培されている畑です.周囲にも多くの畑がありますが,色は様々です.これは,作付前の畑が茶色く見えていたり,生育段階によって緑色の濃さが異なったり,栽培されている作物が異なっていたりするためです.周辺を見ると,多くの畑が広がっていることや,平野に位置していることが分かります. 
  再び,最初の春菊畑に戻って,地上の様子を見てみます.この畑の事例としたところにある道路では,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,この春菊畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
  このストリートビュー画面で,道路の両側にあるのが畑です.葉物の野菜が栽培されている様子が分かります.周囲には,多くの畑やビニールハウスがあることや,広い平野に位置することが分かります.

2014年1月23日木曜日

Google Earthで見る日本の春菊産地ー春菊収穫量と人口密度との関係

 今回は,春菊収穫量の地図に,人口密度の地図を重ねてみます.春菊収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,春菊収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「人口密度」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,春菊収穫量の地図に加えて,人口密度を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図を見ると,春菊の収穫量が多い地域は,人口密度が比較的多い地域にあるか,多い地域に隣接する地域にある,という特徴がみられます.春菊の収穫量が多い地域は,比較的人口密度が低いことを表す黄緑色や黄色で塗られた地域にもみられますが,人口密度がかなり高いことを示すだいだい色や赤色に塗られた地域にもみられます.また,人口密度が少ない春菊産地の多くは,人口密度がかなり高い地域に隣接しています.農業は,広い土地を必要とするため,比較的人口密度が低い地域で盛んな場合が多いですが,春菊の産地は,かなり人口密度が高い地域においても,多くの収穫量があるという特徴があります.

2014年1月22日水曜日

Google Earthで見る日本の春菊産地ー春菊収穫量と年降水量との関係

今回は,春菊収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.春菊収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,春菊収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,春菊収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,春菊の収穫量が多い地域は,年降水量についても多様であることが分かります.多くの市町村は,年降水量が1500 mm以下の地域に分布していますが,年降水量が1500 mmを超える地域にも,いくつかの市町村があります.

2014年1月21日火曜日

Google Earthで見る日本の春菊産地ー春菊収穫量と年平均気温との関係

   今回は,前回の春菊収穫量の地図に,年平均気温の地図を重ねてみます.春菊収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,春菊収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年平均気温」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,春菊収穫量の地図に加えて,年平均気温を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.


  この地図を見ると,春菊の収穫量が多い市町村は,多様な気温の地域に分布することが分かります.多くの市町村は,年平均気温が12.5℃を超える地域にありますが,年平均気温が10℃以下の地域にもみられます.

2014年1月20日月曜日

Google Earthで見る日本の春菊産地ー市町村別春菊収穫量の分布


  今週は,春菊を見ます. まず,今回は,市町村別春菊収穫量を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「野菜」の一覧表にある「春菊」の「収穫量上位30市町村の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,春菊収穫量上位30市町村の収穫量を,緑色の球と市町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.この地図では,春菊収穫量が球と市町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市町村ほど,春菊の収穫量が多いことを示しています.
  この地図を見ると,春菊収穫量が多い市町村は,いくつかの塊になって分布していることが分かります.最も大きな塊は,関東にあり,もう一つの大きな塊は,近畿にあります.その他の市町村は,小さな塊か,塊にならずに,日本の各地に点在しています.

2014年1月17日金曜日

Google Earthで見る日本のレタス産地―世界のレタス産地

今回は,世界のレタス収穫量の分布を見てみます.これまでと同様にして,「Google Earthで見る地図教材」のページの「レタス」の「世界の国・地域別収穫量の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップして,この地図をGoogle Earthで開くと,下のような地図が表示されます.この地図では,世界の国・地域別のレタス収穫量を,緑色の球の高さで表しており,球の高さが高いほど,収穫量が多いことを示します.
この地図を見ると,世界の各地でレタスが栽培されてはいることが分かります.収穫量は,中国とアメリカ合衆国がとびぬけて多くなっていますが,赤道付近の低緯度地域から,かなり高緯度の地域でも産地がみられます.

2014年1月16日木曜日

Google Earthで見る日本のレタス産地―レタス畑の様子

 今回は,レタス畑の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.その前に,年平均気温や年降水量,人口密度の地図が表示されていると,地表面の様子が見えませんので,次のようにして,それらを非表示にします.PCの場合は,Google Earth画面の左にある地図名が表示されている部分の,年平均気温,年降水量,人口密度の左端にあるチェックボックスをクリックして,チェックが入っていない状態にします.
タブレットやスマートフォンの場合は,画面左上の線が三本横に描かれた部分をタップして表示される「地図を消去」をタップします.そうすると,これまで表示されていた地図がなくなり,地表面が見える状態になります.
  以上で準備が整いましたので,「Google Earthで見る地図教材」のページの,「レタス」の「耕地の事例」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス畑の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.
 
  この空中写真を見ると,整然と区画された,家よりも大きな,白い四角がたくさんみられます.これらの白い四角がレタス畑です.レタス畑では,地中の温度管理などのために,畝をビニールで覆うマルチ栽培と呼ばれる方法が行われています.このビニールが反射して白く見えています.周辺を見ると,多くのレタス畑が広がっているのが分かります.これらのレタス畑は,山間の平野に位置しています. 
  再び,最初のレタス畑に戻って,地上の様子を見てみます.このレタス畑の事例としたところにある道路では,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,このレタス畑を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
  このストリートビュー画面で,道路の両側にあるのがレタス畑です.レタス畑の畝が白いビニールのマルチで覆われている様子が分かります.周囲には,多くのレタス畑があることや,山に囲まれた平野に位置することが分かります.

2014年1月15日水曜日

Google Earthで見る日本のレタス産地ーレタス収穫量と人口密度との関係

   今回は,レタス収穫量の地図に,人口密度の地図を重ねてみます.レタス収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,レタス収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「人口密度」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量の地図に加えて,人口密度を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図を見ると,レタスの収穫量が多い地域は,人口密度については多様であることがわかります.レタスの収穫量が多い地域は,比較的人口密度が低いことを表す黄緑色や黄色で塗られた地域に多くみられますが,それ以外の地域にもあります.人口密度が高いだいだい色の地域にも収穫量が多い地域はみられますし,赤く塗られた大都市でも,まったく収穫がないわけではありません.以上のように,人口密度については,多様な地域にレタスの産地があると言えます.

2014年1月14日火曜日

Google Earthで見る日本のレタス産地ーレタス収穫量と年降水量との関係

  今回は,レタス収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.レタス収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,レタス収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,レタスの収穫量が多い地域は,年降水量が比較的少ない地域に目立ちます.夏秋に特に収穫量が多い市町村が位置する本州中部の内陸も,冬春に特に収穫量が多い市町村が位置する瀬戸内海沿岸も,年降水量は1500 mm以下です.ただし,収穫量上位30市町村の中でも,本州中部の太平洋沿岸や九州に位置する市町村では,年降水量が2000 mmを超える地域もありますので,降水量が多いと,レタスの栽培に,ものすごく不利になるという訳ではなさそうです.

2014年1月13日月曜日

Google Earthで見る日本のレタス産地ーレタス収穫量と年平均気温との関係

  今回は,前回のレタス収穫量の地図に,年平均気温の地図を重ねてみます.レタス収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,レタス収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年平均気温」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量の地図に加えて,年平均気温を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,レタスの収穫量が多い市町村は,夏秋には涼しい地域に,冬春には暖かい地域に,それぞれ分布することが分かります.夏秋の収穫量が多い市町村は,青色か水色に塗られた地域にあり,これらは年平均気温が12.5℃以下の地域です.一方,冬春の収穫量が多い市町村は,だいだい色に塗られた地域にあり,これらは年平均気温が15℃を超える地域です.収穫量が少ない市町村は,上記のような気温の地域以外にもみられますので,必ずしも,ある一定の気温でのみ栽培が可能という訳ではありません.とはいえ,収穫量が多い地域は特定の気温の地域に限られるということは,気温がレタスの栽培に大きく影響していることを示しています.

2014年1月12日日曜日

Google Earthで見る日本のレタス産地ー市町村別レタス収穫量の分布

  今週は,レタスを見ます. まず,今回は,市町村別レタス収穫量を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「野菜(収穫時期別:夏の収穫量を赤で,冬の収穫量を青で表示)」の一覧表にある「レタス」の「収穫量上位30市町村の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,レタス収穫量上位30市町村の収穫量を,夏秋の収穫量は赤色で,冬春の収穫量は青色で,それぞれ球と市町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.この地図では,レタス収穫量が球と市町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市町村ほど,レタスの収穫量が多いことを示しています.
 
  この地図を見ると,レタス収穫量は,季節によって大きく異なることが分かります.夏秋には,本州の中部以北で,冬春には,本州の中部以南で,それぞれ収穫量が多くなっています.また,夏秋には,本州中部に,とびぬけて収穫量が多いところがあります.
  次に,レタスの収穫がある全市町村の地図を見てみます.先ほどと同様にして,「Google Earthで見る地図教材」のページの「野菜」の一覧表にある「レタス」の「収穫がある全市町村の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップして,この地図をGoogle Earthで開くと,下のような地図が表示されます.この地図では,先ほどの地図に加えて,レタスの収穫がある全市町村の収穫量を,夏秋の収穫量は赤色で,冬春の収穫量は青色で,それぞれ球の高さがレタスの収穫量に比例しています.
   この,レタスの収穫がある全市町村の地図を見ると,日本のかなり広い範囲で
レタスが栽培されていることが分かります.夏秋と冬春とで,上位30市町村ほど明瞭に産地が分かれているわけではありませんが,夏秋には,本州の中部以北で主に収穫があり,冬春には本州の中部以南と本州の中部から北部にかけての太平洋沿岸地域とで,主に収穫があります.

2014年1月11日土曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地―世界の水稲産地

  今回は,世界の水稲収穫量の分布を見てみます.これまでと同様にして,「Google Earthで見る地図教材」のページの「果実」の一覧表にある「水稲」の「世界の国・地域別収穫量の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップして,この地図をGoogle Earthで開くと,下のような地図が表示されます.この地図では,世界の国・地域別の水稲収穫量を,緑色の球の高さで表しており,球の高さが高いほど,収穫量が多いことを示します.
  この地図を見ると,世界の各地で水稲が栽培されてはいますが,収穫量が多い国・地域は,ほぼアジアにあることが分かります.収穫量は,中国で最も多く,インドや東南アジアに大産地があります.赤道付近の低緯度地域から中緯度地域にかけて産地がみられます.

2014年1月10日金曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地-水田の様子

 今回は,別の水田の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材」のページの,「水稲」の「耕地の事例」の欄にある右の「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水田の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.
この空中写真を見ると,家よりもかなり大きい,正方形に区画された土地がたくさんあることが分かります.これらの正方形に区画された土地が水田です.周辺を探すと,同様の正方形の水田が広がっているのが分かると思います.これらの正方形の区画は,条里地割と呼ばれる,古くは奈良時代に始まる地割です.条里地割の一辺は109 mですので,これらの正方形の一辺も109 mですから,スケールを考える場合の目安にもなります. 
  再び,最初の水田に戻って,地上の様子を見てみます.この水田の事例としたところにある道路でも,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,この水田を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
このストリートビュー画面で,道路の両側にあるのが,水田です.周囲には,多くの水田があることや,周辺には平野が広がっていることが分かります.
  水田は古くから作られ,千年以上の歴史があります.また,日本のほぼどこにでもあります.作られた時代や地域の特徴を反映した様子が,条里地割のように,水田から見られる場合もあります.各地の水田の様子を見て,それぞれの地域の特徴を読み取ってみてください.

2014年1月9日木曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地―水田の様子

  今回は,水田の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.その前に,年平均気温や年降水量,人口密度の地図が表示されていると,地表面の様子が見えませんので,次のようにして,それらを非表示にします.PCの場合は,Google Earth画面の左にある地図名が表示されている部分の,年平均気温,年降水量,人口密度の左端にあるチェックボックスをクリックして,チェックが入っていない状態にします.タブレットやスマートフォンの場合は,画面左上の線が三本横に描かれた部分をタップして表示される「地図を消去」をタップします.そうすると,これまで表示されていた地図がなくなり,地表面が見える状態になります.
   以上で準備が整いましたので,「Google Earthで見る地図教材」のページの,「水稲」の「耕地の事例」の欄にある左の「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水田の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.
  この空中写真を見ると,整然と区画された,家よりもかなり大きな,緑色の四角がたくさんみられます.これらの四角が水田です.水田は,季節によって色が大きく変化しますので,写真によっては茶色や黄色,黄緑色の場合もあります.周辺を見ると,多くの水田が広がっているのが分かります.これらの水田は平野に位置しています.果樹園とは異なり,山地に近いところにも,遠いところにもあります.
  再び,最初の水田に戻って,地上の様子を見てみます.この水田の事例としたところにある道路では,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,この水田を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
  このストリートビュー画面で,道路の両側にあるのが水田です.周囲には,多くの水田があることや,周辺には平野が広がっていることが分かります.

2014年1月8日水曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地ー水稲収穫量と人口密度との関係

 今回は,水稲収穫量の地図に,人口密度の地図を重ねてみます.水稲収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,水稲収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「人口密度」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水稲収穫量の地図に加えて,人口密度を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,水稲の収穫量が多い地域は,人口密度についても多様であることがわかります.水稲の収穫量が多い地域は,比較的人口密度が低いことを表す黄緑色で塗られた地域に多くみられますが,それ以外の地域にもあります.人口密度が高いだいだい色の地域にも収穫量が多い地域はみられますし,赤く塗られた大都市でも,まったく収穫がないわけではありません.以上のように,人口密度についても,多様な地域に水稲の産地があると言えます.

2014年1月7日火曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地ー水稲収穫量と年降水量との関係

   今回は,水稲収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.水稲収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,水稲収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材」のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水稲収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,水稲の収穫量が多い地域は,年降水量についても多様であることが読み取れます.収穫量上位30市町村の約半数は,本州中部から北部にかけての日本海沿岸にあり,その多くは,年降水量が2000 mmを超えます.その一方で,収穫量上位30市町村の残りの半分は,年降水量が1500 mm以下の地域にあります.全市町村についても,同様に,年降水量がかなり多い地域にも,かなり少ない地域にも,水稲の産地はみられます.以上のように,水稲産地は多様な年降水量の地域にあると言えます. 

2014年1月6日月曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地ー水稲収穫量と年平均気温との関係

今回は,前回の水稲収穫量の地図に,年平均気温の地図を重ねてみます.水稲収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,水稲収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年平均気温」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水稲収穫量の地図に加えて,年平均気温を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,水稲の産地は,年平均気温とは,あまり関係がみられないことが分かります.水稲の収穫量上位30市町村は,日本の北部に多くみられましたが,必ずしも特定の気温の地域に多いわけではありません.リンゴ産地のように,本州北部の内陸に位置する寒冷な地域に集まっているわけではなく,本州北部であっても,内陸な寒冷地域にも沿岸部のやや温暖な地域にもみられます.さらに寒冷な,年平均気温が10℃を下回る北海道にもみられますし,年平均気温が15℃を超える地域にも,収穫量上位30市町村は分布しています.全市町村で見ても同様の傾向がみられます.以上のように,水稲の産地は,様々な気温の地域に分布していると言えます.