2014年1月6日月曜日

Google Earthで見る日本の水稲産地ー水稲収穫量と年平均気温との関係

今回は,前回の水稲収穫量の地図に,年平均気温の地図を重ねてみます.水稲収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,水稲収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年平均気温」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水稲収穫量の地図に加えて,年平均気温を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,水稲の産地は,年平均気温とは,あまり関係がみられないことが分かります.水稲の収穫量上位30市町村は,日本の北部に多くみられましたが,必ずしも特定の気温の地域に多いわけではありません.リンゴ産地のように,本州北部の内陸に位置する寒冷な地域に集まっているわけではなく,本州北部であっても,内陸な寒冷地域にも沿岸部のやや温暖な地域にもみられます.さらに寒冷な,年平均気温が10℃を下回る北海道にもみられますし,年平均気温が15℃を超える地域にも,収穫量上位30市町村は分布しています.全市町村で見ても同様の傾向がみられます.以上のように,水稲の産地は,様々な気温の地域に分布していると言えます.

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