今回は,別の水田の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材」のページの,「水稲」の「耕地の事例」の欄にある右の「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,水田の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.
この空中写真を見ると,家よりもかなり大きい,正方形に区画された土地がたくさんあることが分かります.これらの正方形に区画された土地が水田です.周辺を探すと,同様の正方形の水田が広がっているのが分かると思います.これらの正方形の区画は,条里地割と呼ばれる,古くは奈良時代に始まる地割です.条里地割の一辺は109 mですので,これらの正方形の一辺も109 mですから,スケールを考える場合の目安にもなります.
再び,最初の水田に戻って,地上の様子を見てみます.この水田の事例としたところにある道路でも,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,この水田を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
このストリートビュー画面で,道路の両側にあるのが,水田です.周囲には,多くの水田があることや,周辺には平野が広がっていることが分かります.
水田は古くから作られ,千年以上の歴史があります.また,日本のほぼどこにでもあります.作られた時代や地域の特徴を反映した様子が,条里地割のように,水田から見られる場合もあります.各地の水田の様子を見て,それぞれの地域の特徴を読み取ってみてください.
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