2013年12月15日日曜日

Google Earthで見る日本のリンゴ産地ー市町村別リンゴ収穫量の分布

  今週は,Google Earthでリンゴに関わる地図を見てみます.  まず,今回は,市町村別リンゴ収穫量を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページの「果実」の一覧表にある「リンゴ」の「収穫量上位30市町村の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,リンゴ収穫量上位30市町村の収穫量を,赤色の球と市町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.この地図では,リンゴ収穫量が球と市町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市町村ほど,リンゴの収穫量が多いことを示しています.

  この地図を見ると,ミカンの産地とは対照的な分布になっています.リンゴ収穫量が多い地域は本州の中部から北部にかけて分布しており,そのほとんどは,内陸に位置しています.ミカンの産地が,暖かい海岸沿いの地域であったこととは対照的に,リンゴの主な産地は,内陸の寒い地域にあります.
  次に,リンゴの収穫がある全市町村の地図を見てみます.先ほどと同様にして,「Google Earthで見る地図教材」のページの「果実」の一覧表にある「リンゴ」の「収穫がある全市町村の地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップして,この地図をGoogle Earthで開くと,下のような地図が表示されます.この地図では,先ほどの地図に加えて,リンゴの収穫がある全市町村を表す赤色の球が表示されます.この球の高さも,リンゴの収穫量に比例しています.
  この,リンゴの収穫がある全市町村の地図を見ると,先ほど見た,収穫量上位30市町村の地図と同様の傾向があるものの,より広範囲に分布していることが分かります.リンゴの収穫がある市町村は,本州中部から北部にかけての内陸部に多いという点では,収穫量上位30市町村の地図と同じですが,収穫がある全市町村の中には,海岸近くに位置するものや,西日本に分布するものもあります.ただし,それらの地域では,生産はされているものの,収穫量はわずかです.上位30市町村の収穫量だけで,全体の77%を占めており,多くのリンゴは,内陸の寒い地域で収穫されたものと言えます.

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