2013年12月24日火曜日

Google Earthで見る日本のブドウ産地ーブドウ収穫量と年降水量との関係


  今回は,ブドウ収穫量の地図に,年降水量の地図を重ねてみます.ブドウ収穫量の地図が表示されていない場合は,前回と同様に,ブドウ収穫量の地図を表示して下さい.表示されたら,「Google Earthで見る地図教材のページの「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「年降水量」の「地図」の欄にある「◯」をクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,ブドウ収穫量の地図に加えて,年降水量を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
  この地図を見ると,ブドウの収穫量が多い地域は,年降水量があまり多くはないことが読み取れます.収穫量上位30市町村の多くは,内陸の盆地にあり,いずれも年降水量が1500 mm以下の地域です.海岸に位置する市町村も,その多くが瀬戸内海沿岸にあり,年降水量が1500 mm以下です.ただし,日本海に面した地域にも,収穫量上位30市町村が2つあり,そこでは,年降水量が1500 mmを超えています.また,年降水量が2500 mm以上の地域にもブドウ産地はありますので,降水量が多いとブドウを栽培できないという訳ではなさそうです.とはいえ,収穫量が多い地域のほとんどは年降水量が1500 mm以下ですから,降水量が少ない方が,ブドウ栽培に有利であると考えられます.

0 件のコメント:

コメントを投稿