チリのオソルノ山の事例を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地形」のページにある「様々な地形の等高線図」の表の「成層火山」の「オソルノ山」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,成層火山の等高線を立体で表した地図が表示されます.
この地図を見ると,富士山とよく似た同心円状の等高線が見られます.火山の多くは,プレート境界付近に分布しており,このオソルノ山も,ナスカプレートが南アメリカプレートに沈み込む,ペルー・チリ海溝の近くにあります.ただし,プレート境界付近であれば,どこにでも火山があるわけではなく,プレート境界から少し離れたところにしか火山は見られません.オソルノ山の周辺で,地図を縮小してみると,この周辺での火山の分布がよくわかります.
この地図で,白い小さな丸に見えているのが火山です,周辺よりも標高が高く,ちょうど火山の山頂付近にだけ雪がみられるので,このように白い丸に見えています.この白い丸が,海岸線とほぼ平行に,南北に並んでいるのが分かります.これは,プレート境界であるペルー・チリ海溝が,海岸線の西に,海岸線と平行に位置しているためです.
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