尾根と谷が著しく不明瞭な地形である成層火山を見てみます.最初に,典型的な成層火山の事例として,富士山を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地形」のページにある「様々な地形の等高線図」の表の「成層火山」の「富士山」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,成層火山の等高線を立体で表した地図が表示されます.
この地図を見ると,等高線が,やや歪んだ同心円を描いていることが読み取れます.成層火山は,火口から噴出物を周辺に堆積させることによって成長するため,円錐形の山体を形成します.このため,等高線は同心円を描きます.噴火活動が活発ではなくなると,侵食によって,尾根と谷が明瞭になりますので,富士山のように明瞭な同心円を描く火山は,活動的であると言えます.
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