2014年2月18日火曜日

Google Earthで見る工業分布―市区町村別人口当たりの工業出荷額の分布

次に,市区町村別人口当たりの工業出荷額を表す地図を見てみます. 「人口・産業」のページにある「産業別生産額」の表にある「人口当たりの工業出荷額」の「市区町村別」の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,人口当たりの工業出荷額を,市区町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図では,人口当たりの工業出荷額が市区町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,人口当たりの工業出荷額が高いことを示しています.また,領域の色が赤いほど人口当たりの工業出荷額が多く,緑ほど少ないことを表しています.
この地図を見ると,これまでのものに比べて,小さくて高い市区町村が,あちこちに点在するという特徴があります.たしかに,これまでと同様,太平洋ベルトに高い市区町村がたくさんありますが,いくつかの市区町村を除くと,いずれも面積が小さいもので,また,このような高くて小さい市区町村は,東北や北陸にもみられます.その一方で,太平洋ベルトの中でも,関東や近畿には,あまり大きな値の市区町村がみられません.これは,関東や近畿では,工業が盛んではあるものの,それ以外の産業に従事している人もたくさん住んでいることを示しています.一方,東海は,今まで見てきた地図では,いずれも高い値を示しており,工業が重要な産業であることを示しています. 

0 件のコメント:

コメントを投稿