2014年2月24日月曜日

Google Earthで見る熱帯の自然―熱帯の降水量分布

ケッペンの気候区分では,熱帯は,熱帯雨林気候区(Af),熱帯モンスーン気候区(Am),サバナ気候区(Aw)に分けられます.これらは,降水の特徴によって区分されていますので,降水量の分布図と熱帯の地図とを重ねてみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「降水量」の表の「世界の月別平均降水量」の「世界1月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,熱帯雨林気候区や南半球の熱帯モンスーン気候区,サバナ気候区は,青や水色で塗られた降水量が多い地域になっており,北半球の熱帯モンスーン気候区やサバナ気候区は,だいだい色に塗られた降水量が少ない地域になっています.
次に,7月の降水量を見てみます.「世界7月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,熱帯雨林気候区や北半球の熱帯モンスーン気候区,サバナ気候区は,青や水色で塗られた降水量が多い地域になっており,南半球の熱帯モンスーン気候区やサバナ気候区は,だいだい色に塗られた降水量が少ない地域になっています.
このように,熱帯雨林気候区では,一年を通して降水量が多いのに対して,サバナ気候区では降水量が少ない季節があり,熱帯モンスーン気候区では,その中間になっています.ケッペンの気候区分では,最も降水量が少ない月でも60 mm以上の降水量がある地域が,熱帯雨林気候区になります.

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