2014年2月27日木曜日

Google Earthで見る熱帯の自然―サバナ気候区の疎林の様子

サバナ気候区にみられる疎林の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「熱帯」の「サバナ」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,薄い緑色に見えるのが疎林です.この北に東西に延びる白い帯状のところが川で,その周囲の濃い緑色はやや密な森林です.この周辺を見ると,川の周辺を除いては,疎林が広がっていることが分かります.Google Earth画面の右上にある人形を,疎林の中の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されす.
道路の両側に,細い木がまばらに生えているのが分かります.降水量が少ないため,熱帯雨林と比べると,木は小さく,また,数も非常に少なくなっています.

2014年2月26日水曜日

Google Earthで見る熱帯の自然―アブラヤシ園の様子

熱帯では,様々な農業がおこなわれていますが,アブラヤシは,熱帯に特徴的な作物の一つです.このアブラヤシ園の様子を,上空,地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「熱帯」の「アブラヤシ園」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,こい緑色に見えるのがアブラヤシ園です.周辺には,多くのアブラヤシ園があることが分かります.拡大すると,アブラヤシの葉が八方に開いた様子が見えます.Google Earth画面の右上にある人形を,アブラヤシ園の横を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
この道路の横に見られるのが,アブラヤシ園です.葉が八方に開いたアブラヤシの木が並んでいるのが分かります.

2014年2月25日火曜日

Google Earthで見る熱帯の自然―熱帯林の様子

熱帯雨林気候区にみられる熱帯林の様子を,上空と地上から見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「熱帯」の「熱帯林」(ブラジル)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
この空中写真で,こい緑色に見えているのが熱帯林で,その北に見えている東西にのびる黒いところは川です.周辺に見られる薄い緑色や灰色のところは,伐採跡地や市街地です.周辺を見ると,熱帯林が広がっているのが分かります.つぎに,Google Earth画面の右上にある人形を,熱帯雨林として示した赤いマークの横の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
道路の両側に見えるのが,熱帯林です.非常に密に樹木が生い茂っているのが分かります.
熱帯モンスーン気候区でも,熱帯林はみられます.「熱帯林」(アマゾン)とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,空中写真が表示されます.
熱帯林と示した赤いマークの南と東にみられる黒い範囲がアマゾン川とその支流で,その周囲にはえっ大輪が広がっています.Google Earth画面の右上にある人形を,熱帯林として示した赤いマークの横の川にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
ここでは,川に沿ってストリートビューを利用することができます.ここでも,川に沿って密な森林がみられます.

2014年2月24日月曜日

Google Earthで見る熱帯の自然―熱帯の降水量分布

ケッペンの気候区分では,熱帯は,熱帯雨林気候区(Af),熱帯モンスーン気候区(Am),サバナ気候区(Aw)に分けられます.これらは,降水の特徴によって区分されていますので,降水量の分布図と熱帯の地図とを重ねてみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「降水量」の表の「世界の月別平均降水量」の「世界1月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,熱帯雨林気候区や南半球の熱帯モンスーン気候区,サバナ気候区は,青や水色で塗られた降水量が多い地域になっており,北半球の熱帯モンスーン気候区やサバナ気候区は,だいだい色に塗られた降水量が少ない地域になっています.
次に,7月の降水量を見てみます.「世界7月降水量」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の降水量を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.
この地図を見ると,熱帯雨林気候区や北半球の熱帯モンスーン気候区,サバナ気候区は,青や水色で塗られた降水量が多い地域になっており,南半球の熱帯モンスーン気候区やサバナ気候区は,だいだい色に塗られた降水量が少ない地域になっています.
このように,熱帯雨林気候区では,一年を通して降水量が多いのに対して,サバナ気候区では降水量が少ない季節があり,熱帯モンスーン気候区では,その中間になっています.ケッペンの気候区分では,最も降水量が少ない月でも60 mm以上の降水量がある地域が,熱帯雨林気候区になります.

2014年2月23日日曜日

Google Earthで見る熱帯の自然―熱帯の分布

ケッペンの気候区分の中の熱帯について,最初に,世界での分布を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「ケッペンの気候区分」の表の「熱帯」の「A熱帯」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,熱帯の範囲を立体で表した地図が表示されます.

立体で赤く表示されている範囲が熱帯です.赤道周辺の低緯度地域に熱帯が広がっています.熱帯の範囲は,主に気温で定義されます.最も寒い月の平均気温が18℃の地域が熱帯になります.ただし,降水量が著しく少ない地域は,たとえ最寒月の平均気温が18℃以上であっても,熱帯ではなく乾燥帯になります.最も気温が低くなるのは,北半球では1月で,南半球では7 月ですので,それぞれの月の気温と重ねてみてみます.まず,1月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界1月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,1月の平均気温を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.

この地図を見ると,北半球では,濃い黄色で塗られた15℃以上の地域は,ほぼ熱帯になっています.ただし,アフリカや西アジアでは,20℃以上の地域で熱帯になっていないところもあります.これは,降水量が少なく,乾燥帯に区分されているためです.降水量が著しく少ない地域は,たとえ最寒月の平均気温が18℃以上であっても,熱帯ではなく乾燥帯になります.
 次に,7月の気温は,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「気候」のページにある「気温」の表の「世界の月別平均気温」の「世界1月気温」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,7月の平均気温を色で表した地図が,熱帯の範囲を立体で表した地図とあわせて表示されます.

この地図を見ると,北半球と同様,南半球でも,濃い黄色で塗られた15℃以上の地域は,ほぼ熱帯になっています.ただし,オーストラリアの北部のように,20℃以上の地域で熱帯になっていないところもあります.これは,アフリカや西アジアの一部のように,降水量が少なく,乾燥帯に区分されているためです.


2014年2月21日金曜日

Google Earthで見る工業分布―人口当たりの工業出荷額が多い地域の様子

人口当たりの工業出荷額が大きい香川県直島町の工場を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「人口・産業」のページにある 「産業別生産額」の表にある「人口当たりの工業出荷額」の「香川県直島町」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,香川県直島町の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます.
ここでも,海に面した地域に,大きな建物や複雑な配管がみられます.これらは製錬所です.この製錬所は,大正の頃に作られたもので,主に銅の精錬が行われており,近年では,金属のリサイクルも行われているようです.

2014年2月20日木曜日

Google Earthで見る工業分布―面積当たりの工業出荷額が多い地域の様子


面積当たりの工業出荷額が大きい神奈川県川崎市の工場を見てみます.Google Earthで見る地図教材のページ」の「人口・産業」のページにある「産業別生産額」の表にある「面積当たりの工業出荷額」の「神奈川県川崎市」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,神奈川県川崎市の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます. 
自動車工場とは異なり,大きなタンクや,複雑な構造の配管からなる大規模な施設などが臨海部に見られます.これらは,石油化学工場です.周辺の臨海部にも,同様の工場が多数見られます.
ここでもストリートビューを見てみます. Google Earth画面の右上にある人形を,工場周辺の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます. 
空中写真で見えていた大きなタンクや複雑な配管が見られますが,地上から見ると,大きさがよく分かると思います.

2014年2月19日水曜日

Google Earthで見る工業分布―工業出荷額が多い地域の様子

工業が盛んな地域の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.まず,工業出荷額が最も多い,愛知県豊田市を見てみます.Google Earthで見る地図教材のページ」の「人口・産業」のページにある 「産業別生産額」の表にある「工業出荷額」の「愛知県豊田市」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,愛知県豊田市の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます. 
この空中写真を見ると,周辺の家と比べて,非常に大きな建物が集まっているのが読み取れます.また,かなり大きな歪んだ楕円形のものが見えます.これらが,トヨタ自動車の工場です.拡大すると,多数の自動車も見ることができます.この周辺にも,大きな建物からなる工場が,多数見られます.
次に,ストリートビューを見てみます.残念ながら工場の中は見えませんが,周辺の道路から見てみます.Google Earth画面の右上にある人形を,工場周辺の道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
大きな建物が並んでおり,住宅や商業施設では見られないような,配管や排気塔を見ることができます.

2014年2月18日火曜日

Google Earthで見る工業分布―市区町村別人口当たりの工業出荷額の分布

次に,市区町村別人口当たりの工業出荷額を表す地図を見てみます. 「人口・産業」のページにある「産業別生産額」の表にある「人口当たりの工業出荷額」の「市区町村別」の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,人口当たりの工業出荷額を,市区町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図では,人口当たりの工業出荷額が市区町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,人口当たりの工業出荷額が高いことを示しています.また,領域の色が赤いほど人口当たりの工業出荷額が多く,緑ほど少ないことを表しています.
この地図を見ると,これまでのものに比べて,小さくて高い市区町村が,あちこちに点在するという特徴があります.たしかに,これまでと同様,太平洋ベルトに高い市区町村がたくさんありますが,いくつかの市区町村を除くと,いずれも面積が小さいもので,また,このような高くて小さい市区町村は,東北や北陸にもみられます.その一方で,太平洋ベルトの中でも,関東や近畿には,あまり大きな値の市区町村がみられません.これは,関東や近畿では,工業が盛んではあるものの,それ以外の産業に従事している人もたくさん住んでいることを示しています.一方,東海は,今まで見てきた地図では,いずれも高い値を示しており,工業が重要な産業であることを示しています. 

2014年2月17日月曜日

Google Earthで見る工業分布―市区町村別面積当たりの工業出荷額の分布

市区町村別面積当たりの工業出荷額を表す地図を見てみます.「産業別生産額」の表にある「面積当たりの工業出荷額」の「市区町村別」の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,面積当たりの工業出荷額を,市区町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図では,面積当たりの工業出荷額が市区町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,面積当たりの工業出荷額が高いことを示しています.また,領域の色が赤いほど面積当たりの工業出荷額が多く,緑ほど少ないことを表しています.
この地図を見ると,工業出荷額の地図と同様に,太平洋ベルトに面積当たりの工業出荷額が大きい市区町村が多く,その傾向は,より顕著に見えます.これは,太平洋ベルトでは,比較的狭い市区町村で多くの工業生産があることを示しています.

2014年2月16日日曜日

Google Earthで見る工業分布―市区町村別工業出荷額の分布

最初に,市区町村別工業出荷額を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「人口・産業」のページにある「産業別生産額」の表にある「工業出荷額」の「市区町村別」の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,市区町村別工業出荷額を,球の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.

この地図では,工業出荷額が球の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,工業出荷額が多いことを示しています.また,球の色が赤いほど工業出荷額が多く,緑ほど少ないことを表しています.地図を傾けると,高さの違いがよく分かります.地図を傾けるには,PCでは,shiftキーを押しながら,マウスのスクロールホイールを回転させるか,マウスの左ボタンでドラッグします.タブレットやスマートフォンでは,二本の指をそろえて同時に画面に触れ,指先を下方向へ動かすと,地図が傾きます.
この地図を見ると,工業出荷額が多い市区町村は,主に太平洋ベルトに多くみられることが分かります.工業出荷額が特に多いことを表す赤色の球は,関東から東海,近畿,瀬戸内海沿岸の太平洋ベルトと呼ばれる地域に分布しています.また,ある程度工業出荷額が多いことを表すだいだい色の球も,多くは太平洋ベルトにあります.だいだい色の球は,太平洋ベルト以外にもみられますが,そのほとんどは,海に面した地域です.内陸にも,工業出荷額が多い市区町村がいくつかみられますが,沿岸の方がたくさんあります.
この地図は,市区町村別に工業出荷額を表したものですので,大都市では区に細分されているため,大都市の工業生産が少ない印象を与えるかもしれません.

2014年2月13日木曜日

Google Earthで見る日本の人口分布―一人当たり面積が広い地域の様子

一人当たり面積が広い地域の様子を,上空から,見てみます.「人口に関わる指標」の表にある「一人当たり面積」の「福島県桧枝岐村」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,福島県桧枝岐村の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます. 
 この空中写真を見ると,肌理の粗い緑色の地表面が広い範囲を占めており,白っぽく見えるものが,緑の中に,線状に延びている様子が読み取れます.この緑色のものが森林です.陰影の様子から,起伏のある山地が森林におおわれていることが読み取れます.白っぽく線状に延びているところは,谷間にあたっており,ここに集落や道路などがみられます.一人当たり面積が広い市区町村の多くは,この地域のように,平野が少なく山地の割合が高い地形からなる地域です.ただし,北海道には,ある程度平野が広い地域でも,一人当たり面積が広い市区町村があります.どのような地域か,見てみてください.

2014年2月12日水曜日

Google Earthで見る日本の人口分布―市区町村別一人当たり面積の分布

人口密度は,人口を面積で割った値ですが,反対に,面積を人口で割ると,一人当たりの面積を表す値が得られます.「人口に関わる指標」の表にある「一人当たり面積」の「市区町村別」(立体)の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,市区町村別一人当たり面積を,市区町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます. 
この地図では,一人当たり面積が市区町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,一人当たり面積が広いことを示しています.また,領域の色が緑色であるほど一人当たり面積が広く,赤いほど一人当たり面積が狭いことを表しています.この地図を見ると,北海道の広い範囲と,本州,四国,九州の内陸部に,一人当たり面積が広い市区町村が分布しています.一方,本州,四国,九州では,沿岸部の市区町村は,一人当たりの面積が非常に狭くなっています.

2014年2月11日火曜日

Google Earthで見る日本の人口分布―人口密度が高い地域の様子


人口密度が高い地域の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.「人口に関わる指標」の表にある「人口密度」の「東京都豊島区」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,東京都豊島区の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます. 
この空中写真を見ると,灰色で大小さまざまな四角が無数に見られます.これらの四角が建物で,人口密度が極めて高い地域では,多くの建物が密集していることが分かります.ただし,一様に同じような建物があるわけではありません.駅の周辺には,高層の大きな建物があり,そこから離れると低層の建物が増えていきます.このような様子は,空中写真でも読み取れますが,ストリートビューでも見ることができます.この地域では,ほぼすべての道路でストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,道路にドラッグします.駅の近くで見てみると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます.
駅の周辺では,広い道路の両側に高層の大きな建物があり,商業施設や事業所として利用されていることが分かります.一方,駅から離れた地域でストリートビューを見てみると,下のような異なる様子が見られます.
狭い道路の両側に,低層の建物が密集しており,住宅地として利用されていることが分かります.

2014年2月10日月曜日

Google Earthで見る日本の人口分布―市区町村別人口密度の分布

市区町村別人口密度を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「人口・産業」のページにある「人口に関わる指標」の表にある「人口密度」の「市区町村別」(立体)の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,市区町村別人口密度を,市区町村の領域の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図では,人口密度が市区町村の領域の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,人口密度が高いことを示しています.また,領域の色が赤いほど人口密度が高く,緑ほど人口密度が低いことを表しています.この地図を見ると,人口の地図とは大きく異なり,首都圏や近畿圏などの大都市圏の人口密度が,その他の地域に比べて,極めて高いことが分かります.これは,細分された区などの狭い面積の市区町村に,ある程度多くの人が住んでいるためです.このような大都市圏は,主に,太平洋ベルトに 分布しており,首都圏と近畿圏が非常に大きなものになっています.これら首都圏や近畿圏のように大きな都市圏では,中心部の人口密度が極めて高く,周辺に行くにしたがって,徐々に人口密度が低下していく様子がみられます.ただし,よくよく見ると,首都圏においても近畿圏でも,中心部は,その周辺よりもやや人口密度が低くなっています.ドーナツ化現象と呼ばれるものです.中心部は,商業用地や業務用地が多くなり,居住者が減少することによって,このようになります.

2014年2月9日日曜日

Google Earthで見る日本の人口分布―市区町村別人口の分布

今週は,日本の人口分布を見てみます.最初に,市区町村別人口を表す地図を見てみます.まず,「Google Earthで見る地図教材のページ」の「人口・産業」のページにある「人口に関わる指標」の表にある「人口」の「市区町村別」の青いボタンをクリックまたはタップします. そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,市区町村別人口を,球の高さで表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図では,人口が球の高さに比例しており,高く表示されている市区町村ほど,人口が多いことを示しています.また,球の色が赤いほど人口が多く,緑ほど人口が少ないことを表しています.地図を傾けると,高さの違いがよく分かります.地図を傾けるには,PCでは,shiftキーを押しながら,マウスのスクロールホイールを回転させるか,マウスの左ボタンでドラッグします.タブレットやスマートフォンでは,二本の指をそろえて同時に画面に触れ,指先を下方向へ動かすと,地図が傾きます.
この地図を見ると,人口が多い市区町村は,太平洋ベルトに多くみられるものの,全国に点在していることが分かります.日本で人口が集中する首都圏や近畿圏で,とびぬけて人口が多い市区町村がみられませんが,これは,大都市では,区に細分されているためです.このため,首都圏や近畿圏などの大都市圏には,ものすごく人口が多い市区町村はないものの,ある程度人口が多い市区町村が非常に数多く分布しています.

2014年2月8日土曜日

Google Earthで見る肉牛産地―世界の牛産地

最後に,世界の牛飼養頭数の分布を見てみます.これまでと同様にして,「畜産」の表にある「肉牛」の「世界国別」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような地図が表示されます.この地図では,世界の国・地域別の牛飼養頭数を,球の高さで表しており,球の高さが高いほど,飼養頭数が多いことを示します.なお,これまでに見てきた日本の肉牛の飼養頭数には,乳牛は含まれておりませんでしたが,この世界の地図では,肉牛と乳牛と合わせた飼養頭数になっています. 
この地図を見ると,世界の各地で牛が飼養されていることが分かります.飼養頭数は,ブラジルとインドが極めて多く,南北アメリカ,ヨーロッパ,アフリカ,アジア,オセアニアと,低緯度から比較的高緯度の地域まで,非常に広い範囲で飼養されています.

2014年2月7日金曜日

Google Earthで見る肉牛産地―牧場の様子

牧場の様子を,上空から,そして,地上から見てみます.その前に,年平均気温や年降水量,人口密度の地図が表示されていると,地表面の様子が見えませんので,次のようにして,それらを非表示にします.PCの場合は,Google Earth画面の左にある地図名が表示されている部分の,年平均気温,年降水量,人口密度の左端にあるチェックボックスをクリックして,チェックが入っていない状態にします.タブレットやスマートフォンの場合は,画面左上の線が三本横に描かれた部分をタップして表示される「地図を消去」をタップします.そうすると,これまで表示されていた地図がなくなり,地表面が見える状態になります.以上で準備が整いましたので,「畜産」の表にある「肉牛」の「北海道帯広市」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,牧場の上空から見た空中写真が,Google Earthで表示されます. 
この空中写真を見ると,整然と四角に区画された,黄土色や緑の牧草地や畑の中に,白い建物がいくつか並んでいるのが見えます.この白い建物とその周辺が牧場です.周辺を探すと,同じような牧場がたくさんあるのを見つけることができると思います.これらの牧場は,広い平野の中にあることが分かります.再び,最初の牧場に戻って,地上の様子を見てみます.この牧場の事例としたところにある道路では,ストリートビューが提供されていますので,Google Earth画面の右上にある人形を,この牧場を通る道路にドラッグします.そうすると,下のような,ストリートビュー画面が表示されます. 
このストリートビュー画面で,道路の両側に見られるのが牧場で,道路の左側にある建物が牛舎です.牛舎の中には牛が見えています. 
市町村別肉牛飼養頭数上位30市町村の地図から,肉牛の飼養頭数が多い市町村を探して,そこを拡大すれば,牧場を見つけることができます.各地の牧場を観察して,上記のような特徴がどこでもみられるのか,地域による違いはないのか探してみてください.

2014年2月6日木曜日

Google Earthで見る肉牛産地―肉牛飼養頭数と人口密度との関係

肉牛飼養頭数の地図に,人口密度の地図を重ねてみます.まず,「農業の背景となる自然・社会環境」の一覧表にある「人口密度」の青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,肉牛飼養頭数の地図に加えて,人口密度を色で表した地図が,Google Earthで表示されます.
この地図を見ると,人口密度については,肉牛産地とやや関係がみられます.赤く塗られた人口密度がきわめて高い地域では,ほとんど肉牛は飼養されていません.また,肉牛の飼養頭数が多い地域のほとんどは,黄色か黄緑色か緑色に塗られた,比較的人口密度が低い地域にあります.これらのことから,肉牛の飼養は,比較的人口密度が低い地域で盛んであるといえそうです.