2014年5月19日月曜日

Google Earthで見る三角州の等高線―太田川の等高線

社会科や地理の教科書に,扇状地と並んで頻出する地形の一つに,三角州があります.三角州は,河川の勾配がほぼ0になる,河川と海との境界付近に広がる地形です.最初に,典型的な三角州の事例として,広島県の広島市街が広がる太田川の三角州を見てみます.「Google Earthで見る地図教材のページ」の「地形」のページにある「様々な地形の等高線図」の表の「三角州」の「太田川」とある青いボタンをクリックまたはタップします.そして,PCでは「開く」を,タブレットやスマートフォンでは「Google Earthで開く」を,クリックまたはタップします.そうすると,下のような,三角州の等高線を立体で表した地図が表示されます.
この地図を見ると,この地図の中央付近に,等高線が全くない白い地域がみられます.この等高線が全くない,すなわち平坦な地形が三角州です.この平坦な土地が,三角形に見えることから,三角州と呼ばれています.とはいえ,実際は,必ずしも三角形になっているとは限らず,この太田川の三角州も,どちらかというと扇形に見えます.このため,なんとなくこちらを扇状地と思ってしまうことがあるかもしれませんが,扇状地はたくさんの等高線が扇形をしている地形のことで,三角州に比べると非常に急勾配です. 

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