2014年7月2日水曜日

Google Earthで見る大阪市の地形―地形と地下鉄の入口

地形と地下鉄の入口の形状との関係を見てみます.高校地理の教科書には,身近な地域の地形の特徴を表すものとして,東京の地下鉄の入口の形状が紹介されているものがあります.台地の上にある駅では,地下鉄駅の入口は,下り階段で始まっているのに対して,浸水の危険がある低地の駅では,一旦,階段を登ってから地下に下りるというものです.確かに,Google Earthのストリートビューで,東京の低地にある地下鉄駅を見てみたところ,下のように,3段程度の階段を登ってから地下に下りるようになっていました.
大阪ではどうなっているか,見てみます.なお,地下鉄路線や駅は,PC版のGoogle Earthでは,特にファイルを用意しなくても,見ることができます.Google Earthの左下にある「レイヤ」とある一覧の中の,「その他」の中にある「交通」のチェックボックスをクリックして,チェックを入れると,鉄道路線や駅が表示されます.
標高0~2 mにある今福鶴見駅を見たところ,下のようでした.1段上がってから地下に下りるようになっています.
一方,上町台地の上にある谷町九丁目駅は,下のようでした.わずかな段差を上がってから地下に下りるようになっています.
浸水を防ぐ仕組みは,登り階段だけではないでしょうから,地形によって,階段の段数が著しく異なるとは限らないようです.どのくらい違いがあるか,調べてみると面白いかもしれません.

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